映画

earth

もうただ圧倒されるしかない。 映像は北極から始まり,冷帯,温帯,赤道,砂漠と経て南極へと移り変わって行く。その全てで地球の美しさを伝えている。特に空間スケールの大きさがすごい。上空からの撮影が多用され、何十万羽というハクガンや、仲間とはぐれ…

硫黄島からの手紙

衝撃が心に刻まれる。 昨日、長町のザ・モールに買い物に行ったついでに映画を観た。何も考えていなかったのだけど「硫黄島からの手紙」の公開初日だった。 この映画を観た印象としてはとても慎重に冷静に作られた映画だと感じた。特に何かしらの主張を声高…

蝉しぐれ

藤沢周平の作品を初めて読んだ。割と好きな感じだった。東北の人と風景の描写に愛が感じられる。 ついでだったので映画版「蝉しぐれ」も借りてきて観た。原作を読むとどうしてもイメージが先行してしまうけれど、風景の描き方は非常に良かったと思う。セット…

ゲド戦記

この映画は観終わってから時間が経つにつれて、心の中のむしろ存在感が増してくるような気がする。原作同様味わい深い作品になっていると思う。 絵的には、吾郎監督の監督日誌にも書いてあったように、線がシンプルで美しい背景が印象的だった。今回は線をシ…

花よりもなほ

しあわせな映画であった。 父の敵を探すため江戸にでてきた青年と、青年の住む長屋の人々の喜怒哀楽。社会的にはあまり陽のあたらない人々に対する愛がしみじみと感じられます。 日常のなんでもないようなシーンでも観ていて飽きない。これは監督の徹底した…

ホテル・ルワンダ

これは観終わった後言葉もでない。 ルワンダ内戦下で起きた多数派のフツ族による少数派のツチ族に対する大虐殺により、50万人から100万人の人間が殺されたと言われているそうだ。この映画は、虐殺が吹き荒れる中、ベルギー資本の高級ホテル「ミル・コリン・…

博士の愛した数式

永遠の真実は目には見えないのだよ。(手を胸に添えて)ここにしかない。 穏やかで美しい映画でした。映画の中で出てきた「友愛数」や「完全数」あるいは「オイラーの公式」などの美しさは学校でその意味を教えられただけでは、きっと特別美しいとは感じなか…