ホテル・ルワンダ

 これは観終わった後言葉もでない。
 ルワンダ内戦下で起きた多数派のフツ族による少数派のツチ族に対する大虐殺により、50万人から100万人の人間が殺されたと言われているそうだ。この映画は、虐殺が吹き荒れる中、ベルギー資本の高級ホテル「ミル・コリン・ホテル」の支配人であり、自身はフツ族で、ツチ族の女性を妻に持つポール・ルセサバギナが、自分の家族や「ミル・コリン・ホテル」に避難してきたツチ族の人たちを救うために行なった苦闘を軸に、虐殺の恐ろしさを生々しく描き出している。
 映画を観ている間中常に緊張にさらされ、手に汗握るというよりは、何かを掴んでいないと観ていられないような映画だった。現実としてあのような状況に身を置くことは想像したくない。人は殺しちゃいけねぇよ。
ホテル・ルワンダ公式サイト:http://www.hotelrwanda.jp/index.html