iPhone

　思ったよりも安い。Appleの宣伝では通信速度は倍に、価格は半分になった。これはかなり売れるでしょう。少なくとも僕は欲しい。問題は通信料だ。

　正式にはソフトバンクの料金プランは発表されていないけど、NIKKEI NETの記事によると、iPhoneの料金プランは特別なものを設定するのではなく、既存のものを適用するそうだ（通話料はホワイトプラン、データ通信料はスマートフォン用）。つまりこのプランが適用されるのだろうか。だとしたらかなりキテる。本体の安さは電話会社から販売奨励金をもらっているためのようなので、アメリカでは本体が安くなった分は通信量に上乗せされる。

　Wifiだけでは利用範囲がかなり限られるけど電話通信があればどこでもネットにつながる、街なかでネットにつながればお店を探す時なんか便利じゃ。今の携帯電話でもネットは使えるけどiPhoneやiPod touch のブラウザと比べるとすごく使いにくい。また重いデータの通信にはWifiを使えば通信量が節約できるという利点もある。

　iPhoneのOSがアップデートされサポート外だった新しいアプリケーションもインストールできるようになった。iPhone用のソフトウェア開発キットは無料で誰でも使えるし、世界中の人々が作ったアプリを皆が利用できる。この辺がアプリ開発者の限られたの今までの携帯電話とiPhoneの大きな違いでしょう。iPongみたいなアプリもワラワラわいてくるでしょう。面白そうだ。

　とはいえ日本ではワンセグ、お財布ケータイなど日本固有の機能が人気なので、海外と比べるとiPhoneは売れなそう。あとNintendo DSが圧倒的に普及しているため、ちょっとしたお役立ちアプリとかゲームの開発はどうしたってDSに向かう。DSであるようなソフトなんか面白そうだけど、やはりMacの場合と同じようにiPhoneアプリの開発は海外が中心になるのかな。
　docomoやauはGoogleのAndroidプラットフォームに参加しているので、そっちでiPhoneに対抗するつもりなんでしょう。普通に考えると参加企業の多いAndroidが次の標準にはなるんだろうな。そうなったら、まるでかつてのMacとPCのようだ。iPhoneとAndroidで歴史はくりかえされるのかにゃ〜。