ポスト生態学会 in 新潟

一昨日、新潟から帰ってきました。
エコゲノミクスの懇親会で飲み過ぎてから体調があまり良くありません。アホですね。しばらくはお酒は飲みたくないです。

 今回の生態学会新潟大会では興味深いお話を多く聞くことができ、参加して良かったなと思います。
 個人的に面白かったのは森長さんのエコゲノミクスのシンポでした。エコゲノミクスとは、僕の理解では、生物の形質を作り出す遺伝的なメカニズムが生態学的な現象とどのように関わっているのかを理解しようとする試みだと思います。今は、遺伝的なメカニズムを調べつつある段階なので、まだ遺伝的なメカニズムが生態学的な現象とどのように関わっているのかを明確な形で示すことはできないかも知れませんが、これから発展してゆく分野であると個人的に思っています。エコゲノミクスの研究を進める上では、シンポで酒井先生が言ったように、「遺伝的メカニズムを明らかにすることにどのような意義があるのか?」ということを念頭に置きながら研究を進めるべきだ、という意見は至極最もであると思いました。遺伝的メカニズムなるものを調べることによって、どのような新しい知見が得られるのかというところは、エコゲノミクスの存在意義そのものな訳です。今は皆そこを示そうと頑張っているなという感じでした。
 また、環境と表現型と遺伝的メカニズムの関わりについては、理論的にも未開拓な分野です。なのでまずは、どのようなことが考えられ得るのかを理論的に探ってゆくということも重要でしょう。僕としても、検証可能な形で、遺伝的メカニズムなるものが生態学的な現象とどのように関わっているのかを示すことができたらよいなと思っています。


僕たちが生態学会のために新潟に行っている間にたくさんの人たちが研究室から卒業していきましたが、今のところピンと来ません。卒業したために空いた席には早速研究室に残った人がお引越しをしていました。ちなみに僕の隣にはかっつんがいたわけですが、そこにはぐちこが越してきました。なんでも高橋さんとのじゃんけんに負けたからだそうです。僕の隣は「負けたほう」の席らしいです。
 引越しに伴って、ぐちこの計画性のなさがまたもや明らかになりました。机にあるその他のものを全て運んだ後に、最後にeMacを移動させたそのときになって、 eMacが大きすぎて机のスペースがなくなってしまうことに気がついたそうです。さらには山本が遺していったイモリの水槽の置き場所も考えてはいなかったらしい。どうするのかねぇ。ふぉふぉふぉ。