パウル・クレー 創造の物語

 よくわかんないけど好き。
 宮城県美術館で開催されているパウル・クレーの展覧会に行ってきた。ナチスから頽廃美術の烙印を押されたというだけあって、クレーの絵は何が描いてあるのかよくわからないのだ。なんとなく全体的な雰囲気とか平面状の線や色彩のパターンが面白くて心が和む。しかし、クレーの絵はよくよく見てみるとなんか色々と描き込まれていて面白い。きっとパターンにも何かしら意味が込められているのだろう、何が描いてあるのか考えてみるのも一興である。
 割と小さめの作品が多く展示されていた。新聞紙とか小さな紙切れにテキトーに描いた感じの絵もたくさんあってよくそんなのとってあったものだ。ピカソやダリと雰囲気の似た絵もあって興味深かった。
 クレーは何となく秋が似合う。県美の人はわかっているね。