Bibutils

 公式サイト:http://www.scripps.edu/~cdputnam/software/bibutils/bibutils.html

 これまではBibCompanionという、Bibtex形式の論文ライブラリ管理ソフトを使っていたのだけど、論文リストを作るためにEndNoteを利用することになった。そのため、Bibtex形式のライブラリをEndNoteのライブラリ形式に変換する必要ができた。Bibutilsはいくつかのプログラムの集合体で、元々UNIXの方のソフトウェアなので、ターミナルからコマンドラインで使います。これを使うと、XML形式というまた別のファイル形式を中間媒体とすることで、Bibtex形式とEndNote形式を相互に変換することができます。(Bibtex <-> XML <-> EndNoteこんな感じ。)さらに、ISI Web of Scienceで検索した論文リストもEndNoteやBibtex形式に変換することもできます。
 使い方も簡単です。ターミナル(/アプリケーション/ユーティリティー/ターミナル)を起動して、次のように打ち込みます。
Bibtex形式(YourLibrary.bib)からEndNote形式(YourLibrary.enl)へ変換するには、


bib2xml YourLibrary.bib > YourLibrary.xml
と打ち込んでから、

xml2end YourLibrary.xml > YourLibrary.enl
と打ち込むと、できます。その後、出来上がったYourLibrary.enlをEndNoteでインポートします。
ちなみに、

bib2xml YourLibrary.bib | xml2end > YourLibrary.enl
と打ち込んでも良いです。

逆に、EndNote形式からBibtex形式へ変換するには、


end2xml YourLibrary.enl > YourLibrary.xml
と打ち込んでから、

xml2bib YourLibrary.xml > YourLibrary.bib
と打ち込みます。
上と同様に、

end2xml YourLibrary.enl | xml2bib > YourLibrary.bib
でも良いです。

さらに、Bibutilで、ISI Web of Scienceで検索した論文のリストを、XML形式に変換するには。(それによりBibtexやEndNote形式へも変換できます。)
Web of Scienceで論文を検索してできたMarked Listのページで「SAVE TO FILE」のボタンを押すと、「savedrecs.txt」というファイルがダウンロードされます。その後、以下のように打ち込むとXML形式に変換できます。


isi2xml savedrecs.txt > YourLibrary.xml